水虫 似ている 病気

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水虫ではない、水虫によく似た病気【BEST3】

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趾間(しかん)型 水虫
感染しやすい部位は、足指の間の狭い薬指と小指の間が最も感染率が高い部位です。かゆみがあり、指の間を見ると発赤があったり、ただれたり皮がむけたりしています。

小水疱(しょうすいほう)型水虫
水虫は指の間に発症すると考えがちですが、この小水疱型水虫(水ぶくれ水虫)では足全体に水疱(水ぶくれ)ができます。他の病気と区別がつかないことがあり、まぎらわしいのがこの型です。趾間型と同時に発症する場合もあります。かかとや、足の側面のような角質が分厚い部分にできると、かゆみをあまり感じないとこともあります。

もう症状はおわかりいただけましたね。それでは、せっかく水虫感染について勉強したのですから、水虫ではない他の感染症についても知識として覚えていきましょう。

水虫に感染すると必ずかゆい症状が出ると思いがちですが、実際皮膚科で診察する症状の1/3は、水虫以外の病気です。また逆にかゆくないから水虫でないとも言えません。足の角質が厚いかかとや足側面では、水虫菌が繁殖していても、かゆさみ伴わない症状もあります。かゆいかどうかは、水虫菌の増殖の早さと皮膚の状態で決まりますので水虫の診断は自分では難しいのです。また水虫に感染したと思って市販薬を使用しても、症状が改善も悪化もしない場合は、水虫感染ではない可能性もありますので、知識として水虫だと勘違いしそうな感染症の例を3つ挙げておきます。

汗疱(かんぽう)
汗疱は「あせも」の一種で、あまり聞きなれない病気かもしれませんが、小水疱型の水虫と区別しづらく、高温多湿の夏になりやすい特徴があります。この汗疱は足の「あせも」でして、汗かきの人がなりやすい病気です。この汗疱は水虫ではないので水虫の薬はまったく無効です。汗をかく回数が減る秋頃になると自然に治る病気でもあります。

接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は、素足でサンダルを履くと直接サンダルと触れる足の親指と人差し指の部分に、発疹や発赤ができる皮膚炎です。水虫だと誤って判断する紛らわしい病気です。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
掌蹠膿疱症という病気も水ぶくれ水虫に似た水疱が出来る病気です。この疱症は季節と無関係に発症するので、水虫と間違いやすい病気のひとつです。掌蹠膿疱症の「掌」は手のひら、「蹠」は足裏を意味し、手のひらと足裏の両方に水疱ができる病気です。特にこの疱症は、手の症状が軽度だけれど、足裏だけに水疱が多数できる場合があるため、水疱型(水ぶくれ)水虫と勘違いしやすい特徴があります。この疱症は原因としては、金属アレルギー説やビオチン不足説などがあり、現段階では治癒が難しい病気の一種です。

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